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2023.08.27外構工事にかかる費用相場は?安く抑えるポイントを紹介


家づくりにおいて資金計画は非常に重要です。
適当な見当で済ませてしまうと、後々住宅ローンの返済に悪影響を及ぼす可能性があるため、詳細を把握しておくことは欠かせません。

しかし、外構工事の費用の予測は難しいのではないでしょうか。
建物の坪単価はある程度の計算が可能であり、土地の価格も指標が存在するのに対し、
外構工事は業者によって価格が異なり、各施工の金額帯にもばらつきがあるため、トータルでいくらかかるのか予想を建てるのが難しいと思います。

お客様が外構工事の費用相場を理解し、お得に外構工事を済ませるためにも、ここでは外構工事にかかる費用相場と安く抑えるポイント
を紹介します。
目次

1 外構工事の費用相場

以下では、外構の種類を3つのタイプに分類して、それぞれの費用の違いについて解説します。
さらに、各種エクステリア製品の費用相場の違いにも触れていきます。

 1-1 外構のタイプ別の費用の違い

外構のタイプは「クローズド外構」「オープン外構」「セミクローズド外構」の3つに分類されます。
それぞれについて特徴と価格を挙げてみましょう。

クローズド外構

ローズド外構は、敷地を塀などで完全に囲んでしまう外構のスタイルです。
ブロック塀や目隠しタイプの門扉やフェンスなどを使い、敷地の外と区切ることで
プライバシーが保護されるメリットがあります。仮に、窓を開けていても、外から家の中を見られる心配がありません。
クローズド外構の価格帯は一般的に200~300万円程度です。家を囲むためのブロック塀などが必要となるため、資材と工事費が他の外構スタイルよりも高くなる傾向があります。

オープン外構

オープン外構は、クローズド外構とは異なり、塀などで敷地を囲わずにデザインされる外構スタイルです。こちらでは目隠しタイプのフェンスではなく、メッシュフェンスなどが採用されます。
特徴はお庭に開放感をもたらし、外観に広々とした印象を持たせることです。
また、外部からの視界が確保されるため、侵入者が入りにくいというセキュリティの向上にもつながります。
オープン外構の価格の目安は一般的に100~150万円程度です。
クローズド外構で使用するブロック塀などを使用しない分、コストを抑えることができるため、結果的にクローズド外構よりも安くなる傾向にあります。

セミクローズド外構

セミクローズド外構は、クローズド外構とオープン外構の中間に位置する外構の形態の一つで、フェンス等で囲う部分とオープンにする部分を組み合わせて外構を構成します。
特徴は、プライバシーを守りながら開放感を持たせることが可能な点です。また、敷地内を露出させる部分と隠す部分を組み合わせることで、外構全体の雰囲気に面白みを出すことができます。
価格の目安は一般的に150~250万円程度です。クローズド外構のように全面を囲む必要がないため、コストを節約しつつもセキュリティと開放感をバランス良く取り入れることができる外構タイプです。

 1-2 エクステリア製品別の費用の違い

外構工事の資金計画を立てるためには、各エクステリア製品の価格を知っておくことも重要です。
ここでは各エクステリア製品の価格の違いについて詳しくご紹介します。

門扉

門扉の価格相場は7~30万円程度です。
門扉はグレードの違いやサイズの違いなどで価格が大きく異なります。
例えば、アルミ形材製の小さいサイズの門扉であれば比較的安価ですが、大型の電気錠付きの高級なグレードの門扉になると価格は大きく跳ね上がることがあります。

フェンス

フェンスの価格相場は1m当たり4千~2万円程度です。
フェンスも門扉と同様に、サイズやグレードで価格に大きな差が生まれる他、素材によっても価格が変わってきます。例えば、アルミ鋳物フェンスは高めの価格帯となりますが、スチールメッシュフェンスは比較的安価に設置することが可能です。

機能門柱・門袖

機能門柱や門袖の価格は、追加する機能によって変動しますが、一般的には10~50万円が相場とされています。
門灯、ポスト、表札、宅配ボックスといった門柱、門袖を構成するアイテムが増えるほど価格も上昇する傾向があります。

カーポート

カーポートの価格は、設置する地域や構造、素材によって変動します。
雪の少ない地域ではアルミ素材のカーポートが主流で、価格相場は1台当たり15~30万円程度です。
一方、雪深い地域ではスチール製の屋根を持つカーポートが必要となり、価格も30~100万円程度に上昇します。

テラス屋根

テラス屋根設置の相場は10~40万円が目安です。
テラスは基本構造や使用する素材によってグレードや価格が変動します。
例えば、ポリカーボネート板では低価格になり、アルミ板の場合は高額になります。

カースペース用ゲート

カースペース用のゲートはアコーディオンタイプ、引き戸、跳ね上げ式などのバリエーションがあり、価格帯はタイプによって異なります。
一般的な価格帯は30~80万円程度ですが、高級な電動シャッタータイプになると150~200万円程度にまで上昇することがあります。

2 外構工事の見積もりが高い?考えられる理由を解説

前述のように外構工事にはある程度の相場がありますが、時として実際の見積もりが相場以上の価格が提示されます。
以下では、見積もりが高くなる理由について詳しく解説します。

 2-1 中間マージンが多く取られている場合

見積もりが高額になる一因として、中間マージンが多く取られていて価格が膨れ上がっているケースがあります。
特に、工事を下請け業者に委託する「まる投げ」の場合、建設会社のマージンが高くなり、その影響で費用が膨れ上がることがあります。

 2-2 メーカーの掛け率が高い場合

エクステリアメーカーのカタログには参考価格が掲載されていますが、実際にはこの値段では出荷されない場合もあります。
メーカーから販売店へ売る際、製造にかかる原価などを確保するために、「掛け率」が設定されて見積りの際に参考価格よりも高く見積もるケースがございます。
そして、掛け率はメーカーごとに異なるため、掛け率の高いメーカーから販売店が製品を仕入れていれば見積りが高額になりがちです。

 2-3 販売店の営業力が弱い場合

販売店の営業力によって価格が変わることがあります。
エクステリアメーカーは製品の販売数量によって価格を変えることがあり、
営業力の強い販売店は大量発注により低価格で調達できる一方、営業力の弱い店舗は高い掛け率のまま製品を仕入れてしまうケースが多く、見積りが高額になりがちです。

 2-4 悪徳業者の可能性

見積もりが高額な場合、悪徳業者の存在も考えられます。
不当なマージンを設定や、工事費用を必要以上に高額に見積もるケースが考えられます。
そういった悪徳業者は手抜き工事などが行われる可能性があるため、
製品の早期破損などのトラブルが起きやすい傾向にあります。
そのため、業者選定には特に注意が必要です。

 2-5 高級品を多く入れている

エクステリア製品はブランドや素材、グレードによって価格と機能が大きく異なり、品質や機能性が上がる分、価格もそれに比例して増加します。
例えば、同じサイズの門扉でもアルミ形材であれば数万円で済むところを、鋳物門扉などの材質を使ったものは50万円を超えるケースも珍しくありません。
見積りが思ったより高いと感じた場合、自分でも気が付かないままで高級商品を取り入れていることが考えられます。見積りを確定する前に、本当に必要製品なのかをしっかりと吟味することも重要です。

 2-6 デザインや素材にこだわっている

エクステリア製品はデザインや素材にこだわると、それだけ高額になる場合が多いです。
デザインや素材にこだわることで理想の外構に近づけることも重要ですが、経済的な観点からコストにも気を配ることも重要です。

3 外構工事で費用を安く抑えるポイント


最後に外構工事で費用を安く抑えるポイントを紹介します。

 3-1 グレードを見直す

まず挙げられるのがグレードの見直しです。
エクステリア製品は高級グレードから普及グレードまでありますが、コストダウンを図るならばグレードを落とすことが重要です。
目立ちやすい外構部分のグレードを下げると安っぽい印象になってしまうので、あまり目立たない部分から下げると良いかも知れません。

 3-2 素材を見直す

素材の違いも価格に影響します。
アルミ形材とアルミ鋳物は同じアルミ素材でも製造工程が異なり、アルミ形材の方が安価になる傾向があります。予算を抑えるためには、コストパフォーマンスの高い素材を選ぶことも重要です。

 3-3 本当に必要な部分に絞る

セキュリティやプライバシーを意識するあまり「家全体をしっかりと囲わなければならない」という考えのもと、クローズド外構の形式を採用して、外壁全体に頑丈な素材を使った高級フェンスの設置や、エクステリア製品にも丈夫な製品を使うケースがありますが、これではコストダウンは見込めません。
コストを抑えるためには、セミクローズド外構のように「本当に必要な部分」や「本当に守るべき部分」に焦点を当てて設計することが重要です。

 3-4 メーカーを変える

エクステリアメーカーを変えると価格が下がる可能性があります。
カタログ上の価格はあまり変わらないかも知れませんが、値引き率などの違いでお得に施工できることもあります。

 3-5 複数の見積もりを取る

複数の見積もりを集めることも大切です。
価格はメーカーだけでなく販売店によっても変動することがあります。
ただし、見積もりを過度に取得すると混乱する可能性もあるため、3~5社程度に絞ることをおすすめします。

 3-6 信頼性の高い業者を選ぶ

前述の通り、悪徳業者の介入があると値上げや手抜き工事のリスクがあるため、業者の選定は慎重に行いましょう。
その会社のレビューや評価をみて信頼に足る会社なのか慎重に選ぶことも、外構・エクステリア工事を成功させる重要な要素になります。

4 業者選定の際に押さえるポイント

前述の通り、悪徳業者や手抜き工事のリスクがあるため、業者の選定は慎重に行うべきです。
以下は業者選定の際に押さえるべきポイントをまとめていますので、外構工事をこれから行う予定の方は、是非参考にしてみてください。

 4-1 値段だけで決めない

価格は業者選定において非常に重要な部分なのですが、安価な見積もりに飛びつくと
信頼性に欠ける業者に当たる可能性があります。
あまりにも安い見積もりは手抜き工事が行われたり、後から高額な費用を上乗せされる兆候かもしれないので、
慎重に検討しましょう。

 4-2 実績を確認する

過去の施工実績やレビュー確認することも大切です。
施工会社の実績を見れば、業者の技術力や信頼性を判断できます。
業者選びの際は価格だけでなく、実績や顧客からの評価も考慮して選択しましょう。

 4-3 工事に合った業者を選ぶ

外構・エクステリア工事は業者によって得意分野が異なります。
例えば、エクステリアの設置工事のみをメインに扱っているところもあれば、造園全体のデザインから施工までを得意としている施工業者も存在します。
また、デザインに関しても和風の造園を得意としているところもあれば、洋風の外構デザインを得意としている施工業者もあります。
施工例やHPのイメージなどの確認をしたうえで、業者の得意分野を考慮して、
工事内容に最適な業者を選びましょう。

 4-4 保証体制とアフターサービスを確認する

保証体制やアフターサービスの存在も重要です。製品に関する事故や施工後の問題にどのように対応するかを確認しましょう。
信頼性の高い業者程、適切な保証体制とアフターサービスを提供しています。

5 まとめ

以上がエクステリアの費用相場とコストを抑えるポイントになります。
どのような外構工事でも事前の情報収集は非常に大切です。
なるべく費用を押さえて安心、安全に外構工事を成功させるためにも、メーカーのホームページやレビューサイトなども確認して信頼性の高い業者を選びましょう。

6 パステルガーデンについて

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